ゴルフ100切り攻略法|スコア100を切る考え方と場面別マネジメント
今回はゴルフを始めて間もない方やスイングの調子が悪い状態の方でもしっかり「100切り」するために考えるマネジメントについて紹介します。
私は圧倒的弱者である20年来のサラリーマンゴルファーですが2021年にシングル入りすることができました。
今回紹介するマネジメントは昔悩んだ末に見つけた自分なりの考え方ですが、今でも行動しているゴルフのマネジメントですので、最後まで読んでいただけると幸いです。
また、紹介するのはバーディを積極的に取りに行く内容ではなく、どちらかと言うと守りのマネジメントとなります。
バーディの取り方といった内容をお求めの方には、不向きな内容となりますのでご了承ください。
では、早速解説していきましょう。
プレッシャーを自分に与えない考え方を持とう
まず、最初にお伝えしておきたいのが、自分にプレッシャーを与えないと言うことです。
ラウンド、つまりゴルフコースに行くと「池」であったり、「OB」であったりコースがプレーヤーに対してものすごくプレッシャーを与えてきます。
このプレッシャーに対して更に上手く打ってやろうと考えるのは、「100切りレベル」のプレーヤーには難しい話です。
まず、理解していただきたいのが、唯一審判のいないスポーツが「ゴルフ」です。言い換えると「ゴルフはすべて自己責任である」と言う概念を体で覚えてください。
それができれば、ゴルフの楽しい部分だけを考えて、更に「上手くいったら100切りしたい」と言う安易な心持ちでプレーに臨んでいただいて良いと考えています。
例えば、ドライバーでナイスショットしたいからティーイングエリアでドライバーを持ってマン振りするのも全然OK。
ただ、OBしても文句を言わなければ・・・です。
理解して欲しいのは見栄や虚勢をとりつくろっても結局は自分に跳ね返ってくると言うことです。
どんなに仲間内でラウンドしていても「OBだから罰なしでもう一回打っていいよ」とはならないですよね?そうなったら、もうゴルフではなくなってしまいます。
でも、「楽しくドライバーを使って遠くに飛ばしたい」って思いますよね?なら、どう考えますか?
答えは、マン振りして曲がってもリスクを抑える様にアドレスして打つと言うことです。
結論はゴルフのラウンド中に場所毎に自分の打ちたい球をイメージしたら、ミスを想定してリスクの少ない方向へ打っていくと言うことが大事なんです。
実際にラウンドをする時にどんな事を考えてプレーすれば安定して100を切れるのでしょう?次からは3つの場面に合わせて紹介していきます。
ティーイングエリア(ティーグランド)のマネジメント
まず、ティーショットではどの様なことを考えれば良いのでしょう?
①フェアウェイが見える面積が広くなる
ティーアップする場所はとても大事です。
私が「100切り」を目指している方にオススメなのは、ティーイングエリアの左サイドです。
どう言うことかというと、右打ちの方なら視界が左から右に向けて広く視界が取れるからです。
②右サイドにティーアップすると右サイドの林・OBが視界に入りやすくなる
ティーイングエリアの右サイドにティーアップしてドライバーを構えるとどう言うふうに見えるでしょう?
より林やOBが視界に入ってきやすくなりますし、物理的距離もハザード地点に近くなってしまいます。
特に、初心者の方や100切りを目指す方はまだ、クラブの面の扱いが上手になっていない可能性があるため、スライスしやすい可能性があります。
総合的に考えて、左サイドにティーアップした方がプレッシャーが減ることに繋がりますね。
わざと、右サイドにティーアップして、左サイドに打っていくマネジメントもありますが、それは別の記事で説明していきます。(※もう1ランク上のマネジメントです。)
セカンド地点のマネジメント
続いて、セカンド地点(2打目地点)のマネジメントですが、大きく分けて2つの状況があります。
一つは、2打目で刻む場合(レイアップ)。もう一つは、グリーンオンを狙う場合です。
レイアップで刻む場合
100切りレベルのプレーヤーにとって、レイアップで大切なのはターゲットを小さくせずにターゲットを大きくして狙っていくことです。
そして狙った大きなターゲットへ打てるクラブを選択することが大切です。
刻む目的を明確にしている場合は「グリーン手前30Yを点で狙う」プレーヤーがいらっしゃいます。
間違ってはいないのですが100切りレベルの方には余計なプレッシャーを自分に負荷している様なものです。
この場合は「グリーン手前の30Y〜60Yあたりはバンカーもなくて広いから、9番アイアンで打とう」と比較的優しいクラブで打てる広めの狙い所を決めてマネジメントしましょう。
プレーに集中するためにターゲットを絞って小さくする事は良いのですが、調子が悪い時には逆にグリーン周りのバンカーやハザードにボールが捕まってしまう可能性があります。
ですので、もっと安全で大きな円を描いて狙うことが自分のプレッシャーを減らすことができます。
グリーンを狙って打つ場合
Par4などセカンドショットでグリーンを狙っていく場合ですが、グリーン周りには「罠」があることをご存知でしょうか?
100切りができないプレーヤーの多くはこの「罠」に気づかない場合があります。
もしくは、わかっていても対策がわからずそのままショットして「罠」に捕まってしまう事態に陥るのです。
- グリーン奥・周りにあるOB
- 深めのバンカー
- 池
- クリーク(結構見落とします)
- 深いラフ
グリーン周りの「罠」を避けるためのマネジメントとは
グリーンを円として想定して、ピンまでの距離ではなく、対角線のエリア中心までの距離を打つことで「罠」を避けます。
一般のコース設計上、グリーンを4分割すると1箇所は「罠」(狙ってはいけない場所)を設計しています。
グリーンを何にも考えずに狙った場合、18回✖️1/4=4.5回→4〜5ホールはピンチに陥るのです。
皆さんは、ラウンドしていて+4〜+5など大叩きしてしまうホールがいくつかないですか?それは上記の理論上で「罠」に気付かずにプレーしてしまったことによる大叩きなんです。
これを1ラウンドのスコアに計算すると『+4打〜+5打』✖️18ホールで2〜3ホールの場合=合計+8〜+15打の余計なスコア(ペナルティ)と言うことになります。
周囲から上手いと認識されている方は時々こういった狙える距離なのに刻んだりグリーン周りにこぼしたりしていませんか?
それは、意図的に「罠」を避ける様にプレーしている可能性があるかも知れません。
競技でなければ、プレー中に質問しても問題ないので、自分でおかしいな?と思ったら理由を聞いてみると勉強になるかもしれませんよ。
アプローチ・パターのマネジメント
最後にグリーンでのマネジメントについて解説します。
アプローチのマネジメント
アプローチでは基本ピッチ&ランニングで打つことが安全です。
なぜなら、ロブショットのようにボールを上げて寄せるショットの場合はスイングが大きくなり安定してイメージ通りに打つことが難しくなるからです。
アプローチの場合、ボールを上げれば上げるほど難しく、地面からボールがあまり離れない転がしが圧倒的に再現性が高まり易しくなります。
転がしであれば、選ぶクラブはサンドウェッジ(56°・58°・60°)といったロフトの寝ているクラブではなく、アプローチウェッジ・ピッチングウェッジ(46°・48°・50°・52°)や9番アイアンなどを使用します。
そして、ロフトが立っている方が易しくアプローチすることができますし、打ち方も多数用意することもないので、考えることが少なくてプレッシャーも感じなくなります。
堀川未来夢チャンネルでアプローチ編を解説している動画がありますので参考にしてみてください。
パターのマネジメント
パッティングの調子が悪い場合は、カップに入れる・寄せると言うことは忘れていきましょう。
ターゲットを絞って意識すると自身のプレッシャーを与えることにつながるため、打ちにくくなってしまします。
では、どうすればよいのでしょう?
パッティングでは、ボールが通過する円を想定してそこを通すように打っていきましょう。
パッティングでもターゲットを大きくすることが大切なんです。
そうすることで、ワンパットでは入らないかも知れませんが、大きなミスパットを防ぐことができます。
そして、コンディションが悪くても2パットで上がることができるでしょう。
このボールが通過するターゲットを選定する打ち方は、上達した先でも使うマネジメントになるので、ぜひラウンド時に試してみてください。
もちろん、パッティングも練習は必要ですので、ご自身でもパターマットを使った練習をしっかり行いましょう。
100切りマネジメントのまとめ
今回はゴルフの100切りマネジメントについて解説しました。
もしかしたら、言われなくてもわかっているよとおっしゃる方もいるかも知れません。
また、マネジメントを理解していてもミスショットが続いて100切りできない方もいらっしゃるかも知れません。
どうしても、ゴルフスイングの腕を磨きたいそして上手になりたいとお考えの方は、是非レッスンを受講することも考えてみてください。
有名なレッスンでは100切りにコミットする「ライザップゴルフ」ですね。
どうしても早く上達したい方にはパーソナルレッスンが一番の近道になりますので検討することをオススメします。
この記事を読まれた方が、「100切りを達成」して楽しくラウンドできるよう心より健闘を祈っています。