【2026年新商品】テーラーメイドQi4Dは何が変わった?向いている人・向かない人
- Qi4Dって結局何がすごいの?
- 具体的な進化点がよくわからない
- どんなゴルファーにあってるの?
そんな疑問を持っていませんか。
この記事では、Qi4Dシリーズの技術的な進化ポイントから、モデル別の特徴、そしてあなたに合うモデルの選び方まで徹底解説します。読み終えるころには、Qi4Dの全体像が明確になり、自分に最適な一本を見つける判断基準が手に入ります。
結論から言えば、Qi4Dは「4つの要素を高次元で融合させた、安定性重視の進化モデル」です。特に「3色のシャフト」と「ノンチタンMAX」という革新的な要素が、あなたのゴルフを変える可能性を秘めています。
この記事を読めば、店頭での試打やフィッティングの際に「何を基準に選ぶべきか」が明確になり、無駄な買い物を避けられます。
Qi4Dとは4つの要素が高次元で融合したモデル
テーラーメイドの2026年新作「Qi4D」は、モデル名に込められた意味が特徴的です。
「4D」とは、Face(フェース)、Shaft(シャフト)、Head(ヘッド)、Fitting(フィッティング)という4つの要素を指します。これらが高い次元で融合することで、従来モデルを超える性能を実現しました。
なぜこの4要素にこだわったのか。理由は、クラブ選びの失敗の多くが「部分最適」だったからです。例えば、ヘッドが良くてもシャフトが合わなければ性能は発揮されません。Qi4Dは、この4要素を同時に最適化することで「トータルパフォーマンス」を追求しています。
具体的には、プロゴルファーのマキロイや中島啓太選手がすでに使用しており、実戦レベルでの評価も上々です。テーラーメイドが本気で作り込んだモデルであることがうかがえます。
最大の革新は「3色の純正シャフト」システム
Qi4Dの最大のトピックは、純正シャフト「REAX」のラインナップ変革です。
これまでのゴルフクラブは「硬さ(フレックス)」や「重さ」でシャフトを選んでいました。しかしQi4Dは、あなたの「スイングタイプ」に合わせて選べる3種類(赤・青・白)を用意しています。
3色のシャフトはどう選ぶ?
フィッティングでは、インパクト付近で「左腕とシャフトが一直線になるポイント」を計測し、最適なシャフトを選定します。
【HR(赤)】High Rotation
先端が動き、走り感があるタイプです。タメが強く、フェースの開閉(ローテーション)が大きいゴルファー向けとなります。試打では「ワッグルした瞬間にチップ側が動くのがわかる」「しっかり戻ってきて捕まる」という評価が出ています。
【MR(青)】Mid Rotation
中調子系で、従来の純正シャフトに近い挙動です。ただし今回は振動数が高めで、しっかりした印象があります。一般的なスイングタイプ(全体の約60%)を想定しており、「純正の割にしっかりしていて、当たり負けしない」「癖がなくタイミングが取りやすい」と好評です。
【LR(白)】Low Rotation
手元調子系で先端が硬めの設計です。タメが少なめで、フェースローテーションを抑えて打つタイプ向けとなります。コリン・モリカワ選手のようなスイングをイメージするとわかりやすいでしょう。「全体的にしっかり目で、左へのミスを恐れずに振れる」という特徴があります。
このシャフトシステムにより、同じヘッドでも「あなたのスイング」に最適化できるのがQi4Dの強みです。
4種類のヘッドラインナップとそれぞれの特徴
Qi4DのヘッドはCore、MAX、LS、MAX Liteの4機種展開です。モデルごとに明確な個性があり、プレースタイルに合わせて選べます。
Qi4D Core(コアモデル)プロが選ぶスタンダード
プロの使用率が最も高いモデルです。
デザイン面では、ソールに4つのウェイトを搭載しており、往年のR7 Quadを彷彿とさせます。重心位置の調整自由度が高く、細かなセッティングが可能です。
形状は、前作(Qi35)の丸みを帯びた形状から、Qi10に近い精悍なシェイプに戻りつつ、優しさも兼ね備えた「いいとこ取り」となっています。操作性と寛容性のバランスが良く、多くのプロがこのモデルを選択している理由がここにあります。
Qi4D MAX:革新の「ノンチタン」構造
MAXモデルの最大の特徴は「チタンを使わない」という革新的な構造です。
フェースとクラウン、ソールはカーボン、フレームには「フォージドアルミニウム」を使用し、チタンパーツを一切使用していません。この構造により、圧倒的な直進性と高慣性モーメント(MOI)を実現しています。
前作の「10K」モデルよりもヘッド挙動が穏やかで振りやすくなっており、曲がりません。打音についても、チタン不使用でありながら樹脂等の工夫により、金属的な違和感のない分厚く心地よい打音を実現しています。
Qi4D LS:ハードヒッター向けロースピン
LSはアスリート向けの低スピンモデルです。
デザインは、ウェイトが前後2つのみです。小ぶりで、ヒール側がシュッとした洋ナシ型に近い形状となります。空力を意識し、お尻の位置が高くなっているのも特徴です。
性能面では、低スピン弾道で一発の飛びは最強ですが、操作に対してピーキーな面もあります。ある程度のヘッドスピードと技術が求められるため、左を恐れずに叩きたいハードヒッター向けと言えます。
Qi4D MAX Lite:軽量で振り切れる
MAX Liteは、MAXの軽量バージョンです。
MAXよりもヘッド重量が約10g軽く、パワーがなくても振り切れる設計となっています。デザインはライトグレーを基調とした爽やかな配色です。
軽いが頼りなさはなく、初速もしっかり出るのが特徴です。体力に自信がない方や、楽に振りたい方に向いています。
進化したテクノロジーの中身
Qi4Dには、従来モデルから大きく進化した技術が搭載されています。
カーボンフェースとCT値の最適化
カーボンフェースはさらに熟成が進み、ルール上限の反発係数(CT値)ギリギリを狙いつつ、実打点でのボール初速が出るように設計されています。
試打データでは、ミート率1.5近い数値が連発するなど、初速性能の向上が確認されました。これは、フェース全体で高い反発性能を維持できている証拠です。
新しいロール設計でスピンが安定
ツイストフェースに加え、縦方向のロール(バルジとロール)が見直されました。
フェース上部ではスピンが減りすぎないように調整し、フェース下部ではスピンが増えすぎないように調整しています。これにより、打点が上下にズレてもスピン量が安定し(2300〜2800回転程度に収まる)、縦距離のバラつきが大幅に減少しました。
この技術は、ミスヒット時の安定性向上に直結します。
Qi4Dが向いている人、向かない人
ここまでの情報を踏まえて、Qi4Dが向いている人と向かない人を整理します。
向いている人
Qi4Dは「安定感重視」のゴルファーに最適です。
具体的には、以下のような方に向いています。
- スコアを安定させたい
- フェアウェイキープ率を上げたい
- ミスの幅を小さくしたい
- OBリスクを減らしたい
Qi4Dの設計思想は「ナイスショットの最大値を伸ばす」というより、「悪い当たりの底上げ」を狙ったものです。ミスヒット時の初速ロスを抑え、打点ブレによる曲がり幅を小さくする設計となっています。
例えば、以前「飛ぶ」という評判だけでドライバーを選び、ラウンド中にOBを連発した経験がある方にとって、Qi4Dは「大事故を減らす」という意味で非常に相性が良いはずです。結果として、平均スコアが縮まり、ゴルフそのものが楽になる可能性があります。
向かない人
一方で、以下のような方には物足りない可能性があります。
- 弾道を自在に打ち分けたい
- 飛距離性能を最優先したい
- 操作性を楽しみたい
- 打感の「クセ」を楽しみたい
Qi4Dは「飛距離特化型」ではありません。安定性を重視する設計のため、操作性を求める方には少し物足りなく感じるかもしれません。
ただし、「LS」モデルであればある程度の操作性も確保されているため、一度試打で確認することをおすすめします。
買い替える価値はあるのか?総合評価
ゴルフトレンドウォッチャーのコヤマカズヒロ氏の総評では、「今年はかなり仕上がっている」という高評価が出ています。
デザイン面では高級感があり、前作よりも洗練された印象です。性能面では初速性能の向上に加え、打点のズレに対する強さ(優しさ)が際立っています。
特に「MAX」のノンチタン構造や、「Core」のプロ好みの形状への回帰は大きなポイントです。フィッティング重視の戦略や事前の評判の良さから、2026年前半の市場でかなり動くモデルになると予測されています。
価格は税込10万7800円と高額ですが、自分に合ったシャフトとヘッドをフィッティングで選べれば、前作以上のパフォーマンスが期待できるモデルと言えます。
まとめ:Qi4Dは「スコアを作るためのクラブ」
テーラーメイドQi4Dは、「飛距離自慢のクラブ」ではなく、スコアメイクを助けるためのクラブです。
派手さは控えめかもしれませんが、その分ラウンド中のストレスを減らしてくれる可能性があります。もしあなたが「最近スコアが安定しない」「OBが多い」と感じているなら、Qi4Dという選択肢を一度冷静に検討してみてください。
試打ができる環境があれば、必ず打ってから判断するのがおすすめです。特に「3色のシャフトシステム」は、実際に振ってみないと違いがわかりません。フィッティングを活用し、あなたに最適な一本を見つけましょう。


