【知らないと損】タイヤ交換の目安は?残溝を長持ちさせる節約術3選!

- 急なタイヤ交換は出費が痛い…
- タイヤ交換の残溝目安ってあるの?
- タイヤを長持ちさせる方法はないの?
車検で「タイヤ交換が必要です」と言われても、本当に今すぐ交換すべきか、疑問に思うことはありませんか?
タイヤは安全運転に欠かせないパーツですが、交換には数万円の費用がかかります。しかし、多くの人が、タイヤの交換時期や目安を知らずに使用し、突然の出費に慌ててしまいます。
そこでこの記事では、タイヤ交換の目安や、長持ちさせるメンテナンス方法など、誰でもできる節約術を解説します。
この記事を読めば、次の3つが分かり、タイヤの基礎知識と節約術を身につけられます。
- タイヤを長持ちさせる方法
- タイヤ交換時期の判断基準
- タイヤ交換費用を計画的に準備するコツ
タイヤの寿命をできるだけ伸ばして、交換時期を自分で判断し、安全で余裕のあるカーライフを過ごしましょう。
タイヤ交換の残溝と使用期間の目安

タイヤの使用期限は保安基準・JATMA(日本自動車タイヤ協会)で決められています。
タイヤの使用限度は残溝1.6mm
タイヤの使用限度は「1.6mm」で、車両と道路ごとの基準は下記の通りです。
車両の種類 | 一般道路 (道路運送車両の保安基準) | 高速道路 (指導基準) |
---|---|---|
乗用車・軽トラック | 1.6mm | 1.6mm |
小型トラック | 1.6mm | 2.4mm |
トラック・バス | 1.6mm | 3.2mm |
残溝1.6mmは「スリップサイン」で確認できます。スリップサインが露出する前に、タイヤを交換しないと、雨の日の安全確保ができません。スリップサインは限界値ですので目安として捉えましょう。
性能低下の目安は残溝4.0mm
雨の日の安全性能を考えると、タイヤ交換の目安は残溝4.0mmになります。タイヤの溝は路面の水を排出する役割があり、残溝が4.0mm以下になると、急にブレーキ性能が低下するからです。
次のグラフは、残溝と制動距離の関係性を表したグラフです。

タイヤの残溝が4.0mmを下回ると、雨の日の制動距離が伸び始めます。安心してクルマを走行させるには、残溝が4.0mmを目安にタイヤ交換の準備を始めましょう。
タイヤ交換の目安を解説しましたが、タイヤの残溝はどのように測れば良いのでしょう?
タイヤの残溝の測り方
タイヤの残溝は、五円玉があれば、誰でも測ることができます。測り方は以下に解説します。
タイヤの縦溝に五円玉を垂直に差し込み、横から五円玉を見て「五」の字を確認しましょう。
- 4.0mm以下:「五」の中央線が見えたら
- 1.6mm以下:「五」の下の線が見えたら

製造年数と使用年数による点検・交換の目安
タイヤはゴム製品のため、輪ゴムと同じように、時間とともに劣化します。次の年数を目安に、点検や交換を検討してください。
- 使用開始後5年以上経過したタイヤは、タイヤ販売店の点検を推奨
- 製造後10年以上経過したタイヤは、交換を推奨
製造年週はタイヤの側面に刻印されています。

タイヤの摩耗要因を知ろう

一般的にタイヤは5,000kmで約1mm摩耗します。タイヤを長持ちさせるためには、摩耗要因を知ることが必要です。
タイヤの摩耗を早める5つの要因
タイヤの摩耗に影響している要因は、次の5つです。
- 荷重:車や荷物の重さ
- 車内に余計な荷物を乗せず、車重を軽くすることで摩耗を遅らせることができます。
- 速度:走行スピードの速さ
- なるべく法定速度を守り、安全走行を心がけましょう。
- ブレーキ:急ブレーキなどの強い摩擦
- ブレーキを優しくコントロールすることで、摩耗を抑えることができます。
- コーナリング:カーブでかかる横方向の力
- 急ハンドルを抑えることで、横方向の摩耗を抑制できます。
- 空気圧:不適切な空気圧による偏った摩耗
- 空気圧を車両指定空気圧に保つことで、偏摩耗を抑える効果があります。
5つの摩耗要因に対策をすれば、タイヤを長持ちさせることができます。「急」がつくような運転は摩耗を促進する原因になるので、気をつけましょう。
空気圧で偏った摩耗を防げる
偏った摩耗を防ぐコツは、適正空気圧の維持です。空気圧が高すぎるとセンター摩耗、低すぎると両肩べり摩耗が発生します。
下の図は、空気圧と設置面の関係を表現しています。

タイヤの空気圧は、タイヤと路面の設置面に大きな影響を与えます。車両指定空気圧を保つメリットは、偏摩耗の抑制だけではなく、タイヤの性能を引き出すことです。
タイヤを長持ちさせる方法3選

安全運転がタイヤの摩耗を遅らせる
急ブレーキ・急発進・急ハンドルといった、タイヤに負担をかける運転を避け、安全運転を心がけることで、タイヤの摩耗を抑えることができます。
定期メンテナンス
タイヤの寿命を伸ばすことができる、主なメンテナンスは以下の2つです。
空気圧点検:車両指定空気圧の維持
車両指定空気圧を維持することは、タイヤの寿命を延ばす上で最も重要です。車両指定空気圧の0~+20kPaの範囲になるように、月に一回エアゲージで点検してください。
下の表は、空気圧管理をしていない場合の、デメリットをまとめています。
空気圧未完了のデメリット | 空気圧が高すぎる場合 | 空気圧が低すぎる場合 |
---|---|---|
摩耗の仕方 | タイヤの真ん中だけがすり減る | タイヤの両端がすり減る |
安全性能 | 衝撃を吸収しにくく、傷やダメージを受けやすい | 操縦安定性能の低下。パンクする危険がある |
ローテーション:4本の摩耗を均一にする
走行5,000kmを目安に、前輪と後輪の位置を交換します。タイヤ全体の摩耗を均一にし、寿命を延ばすことができます。

タイヤの保管は屋根下が安心
タイヤはゴム製品なので、直射日光や雨が当たる場所に置いておくと、劣化します。クルマの駐車場に、屋根があれば安心です。
劣化が進んで、ひび割れの症状が出た場合は、症状に応じて交換が必要です。

タイヤ交換時期を予測して備える

次の表は、残溝別に月間走行距離毎の交換目安を表したものです。
※5000kmで1mm摩耗する場合、残溝1.6mmに達する目安期間。
残溝/走行距離 | 1000km/月 | 1500km/月 | 2000km/月 | 2500km/月 | 3000km/月 |
4.0mm | 12ヶ月 | 8ヶ月 | 6ヶ月 | 5ヶ月 | 4ヶ月 |
3.0mm | 7ヶ月 | 5ヶ月 | 4ヶ月 | 3ヶ月 | 2ヶ月 |
2.0mm | 2ヶ月 | 1ヶ月 | 交換推奨 | 交換推奨 | 交換推奨 |
上の表でタイヤ交換時期を把握し、計画的に準備しましょう。旅行や遠出の予定に合わせ、早めにタイヤを交換すれば、安心してドライブが楽しめます。
日々の安全運転とメンテナンスを続け、タイヤ交換の時期を自分で計画することが、金銭的に余裕のあるカーライフにつながります。
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タイヤのメンテナンスを徹底して、交換時期を自分で予測していれば、タイヤの交換の予約をすることで、時間に余裕を持つことができます。
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