パリ五輪|女子ゴルフ日本代表は誰!?決戦は「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」!
2024年パリオリンピックに向けた日本女子ゴルフ代表の座を巡る熱き戦いが、今まさに最高潮に達しようとしています。
選手たちは一つでも上の順位を目指して熾烈な競争を繰り広げていますが、その最終決戦の舞台として注目を浴びるのが、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」です。
このトーナメントは、世界中のトッププロが集まり、気迫のこもったプレーが期待されます。
日本女子ゴルフ界の精鋭たちがどのようなパフォーマンスを見せるのか、そして誰が代表の座を勝ち取るのか?ゴルフファンの関心を一身に集めています。
パリ五輪|ゴルフ日本女子代表争いの現状
2024年6月16日「ニチレイレディス」最終日は「岩井明愛」選手が通算13アンダーでホールアウトし優勝を勝ち取りました。
これにより、日本女子ゴルフ代表を目指す選手たちの競争がますます激化しています。
オリンピック代表のランキングはロレックスランキングにより先行されているため、今回の「岩井明愛」選手の優勝によりロレックスランキングにも影響してくるからです。
オリンピック日本代表入りの条件
オリンピックゴルフの各国代表枠は基本2人までと定められていて、世界ランキング15位以内であれば最大4名がオリンピック代表入りすることができます。
例えば、日本代表選手が4名選ばれることができる条件は、世界ランキング15位以内に4名入ることが条件となります。
笹生優花:8位
古江彩佳:12位
畑岡奈紗:13位
山下美夢有:14位
上記順位の場合、日本代表は4名
世界ランキング15位以内に2人入った場合は2人確定までとなり、3人目は選ばれることはありません。
ロレックスランキングとポイント
現在のランキングは以下の通り、日本女子のランキングはだんご状態となり誰が選ばれてもおかしくない状況です。
- 笹生優花(順位8位|前週△2)|237.40(51試合)→平均:4.65
- 古江彩佳(順位19位|前週+3)|214.48(63試合)→平均:3.40
- 畑岡奈紗(順位20位|前週△1)|175.32(52試合)→平均:3.37
- 山下美夢有(順位21位|前週+4)|231.47(70試合)→平均:3.31
- 竹田麗央(順位42位|前週△2)|150.54(69試合)→平均:2.18
- 岩井明愛(順位43位|前週△2)|159.24(73試合)→平均:2.18
- 岩井千怜(順位45位|前週±0)|159.55(75試合)→平均:2.13
- 小祝さくら(順位47位|前週±0)|157.29(76試合)→平均:2.07
- 鈴木愛(順位54位|前週△1)|119.43(63試合)→平均:1.90
- 西郷真央(順位57位|前週△3)|108.67(59試合)→平均:1.84
- 渋野日向子(順位61位|前週±0)|92.59(52試合)→平均:1.78
- 西村優菜(順位70位|前週±0)|91.54(61試合)→平均:1.50
例えば、「渋野日向子」選手は現在平均ポイントで「1.78」だが、もしKPMG全米女子プロゴルフ選手権で優勝した場合は100ポイントが加算され192.59(53試合)となり
平均値は3.63ポイントとなり、「古江彩佳」選手を抜いて日本勢2位になって代表入りすることができます。
つまり、現在ランキング61位の「渋野日向子」選手にも代表入りチャンスはあるということです。
最終決戦の舞台:「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の重要性
「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は、女子ゴルフ界のメジャートーナメントであり、世界のトッププレーヤーが集結する場です。
この大会でのパフォーマンスは、選手たちのキャリアやランキングに大きな影響を与え流だけではなく、多くの海外勢にとって今後の米女子ツアー参加資格を維持するためのランキング形式にも影響があります。
特に今年はパリ五輪代表を狙う日本選手にとって、ここでの結果は非常に重要です。
他国の強豪選手たちとの対決を通じて、自分の実力を証明する絶好の機会であり、また、五輪代表としてのプレッシャーを乗り越えるための貴重な経験が得られます。
KPMG全米女子プロゴルフ選手権に出場予定選手
2022年以降の米女子ツアー優勝者/畑岡奈紗、古江彩佳、稲見萌寧
2024年日本ツアー年間女王/山下美夢有
世界ランキング上位60位(5月20日)/岩井千怜、岩井明愛、竹田麗央、西郷真央
有資格者を除く年間ポイントレース上位者/西村優菜、勝みなみ、吉田優利
日本女子ゴルフ代表争いの現状
現在、日本ゴルフ界では数多くの実力派選手が活躍しています。中でも注目を集めるのは、笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、山下美夢有といった選手たちです。
特に、畑岡奈紗、古江彩佳、山下美夢有のランキングポイントは「0.1ポイント」しかありません。
彼女たちは、とにかく自分のベストプレーを目指して調整していると思われますが、オリンピック代表入りをそれぞれ目指しているとコメントしています。
各選手が全力で挑む「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」でのパフォーマンスが、日本代表としての切符を手にするための大きな鍵となりそうですね。
日本代表選手の予測と見通し
女子ゴルフ日本代表選手になる予測を過去の実績を参考に予測してみたいと思います。
これまでの活躍が評価されると同時に、今後の成績もチェックしてみましょう。
①笹生優花
2024年5月30日〜6月2日まで開催された全米女子オープンで優勝を飾った笹生選手は現在ランキング8位ですので、ほぼ確定と言えるでしょう。
また、彼女のスイングや飛距離はすでに女子の物を超えていて、下手な男子プロよりドライバーで飛ばすことが可能です。
オリンピックでは是非そのプレーで金メダルを期待させてくれる選手です。
②古江彩佳
「プラチナ世代」の筆頭選手。エッティのニックネームで親しまれている古江選手は昨年より米ツアーに挑戦している日本女子屈指のプレーヤーです。
彼女のドライバーフェアウェイキープ率は米女子ツアーで第4位と安定したショットとバーディ数第1位の安定したスコアメイキングでファンを魅了してくれるでしょう。
米国ツアーでの優勝こそありませんが、飛距離で敵わない日本人らしいショットの精度で上位を狙える選手です。
③畑岡奈紗
言わずと知れた「2016年日本女子オープン」にアマチュアで優勝した選手です。
また、2018年の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で米ツアー初優勝。その後合計6勝を上げる最も米ツアーに慣れている選手です。
2024年6月7日〜6月9日に開催された「ショップライトLPGAクラシック」にて初日のプレーにより失格処分となった事でランキングを落としましたが、翌週の「マイヤーLPGAクラシック」中に気持ちと体をしっかり調整して「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」へ照準を合わせています。
彼女もまた、オリンピックでも活躍してくれる事は間違えないでしょう。
④山下美夢有
2022年、2023年の日本女子ゴルフツアーの賞金女王で彼女のプレーの安定性はココ1番の大会で圧倒的なパフォーマンスを見せてくれる期待をしてしまう選手です。
2001年生まれで実は笹生優花と同学年の2人が揃ってオリンピックに参加する姿が観れると両者が意識し合ってものすごいスコアが出せそうですね。
古江彩佳同様に身長が高くない彼女がどのようにプレーで魅せてくれるのかとても楽しみな選手です。
⑤渋野日向子
日本人ゴルファーで彼女の名前を聞いたことが無い人は居ないと思われるほど、話題に欠かさない選手です。
渋野選手は笹生選手が優勝した2024年5月30日〜6月2日「全米女子オープン」で堂々の2位をとっています。
しかも最終日最終組でのスタートでの2位です。途中、笹生選手のプレーを大画面で観ながら笹生選手の応援をしていた姿は、彼女のひととなりを現していますね。
パリ五輪が日本女子ゴルフ界に与える影響
パリ五輪は、日本女子ゴルフ界に大きな影響を与えるイベントとなります。
選手だけでなく、関係者やファンにとっても一大イベントです。
パリ五輪への出場は、日本女子ゴルフ界全体の注目度が高まることで、スポンサーやメディアの関心も高まり、ゴルフ人気の向上に寄与するでしょう。
また、若手選手たちにとっても大きなモチベーションとなります。
パリ五輪を目指す日本女子ゴルフ選手たちの挑戦は、ゴルフ界全体に大きな影響を与えるでしょう。
「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」での結果が、その挑戦の結末を左右する重要なポイントとなります。
そして、選手たちの努力と情熱が新たな歴史を紡ぎ出すことで、日本女子ゴルフ界にさらなる発展がもたらされることが期待されます。
ファンの応援と共に、選手たちの今後の活躍から目が離せません。