木下稜介|2024年クラブセッティングとクラブ番手毎の飛距離を徹底解剖
2024年5月にミズノオープンで優勝し、全英オープン出場を決めた木下稜介プロのクラブセッティングを紹介します。
長くブリヂストン契約プロとして活躍していましたが、今年からクラブ契約フリーになりその最新のセッティングとセッティングクラブ毎の飛距離について徹底解剖します。
日本男子プロの中では、決して飛距離が出せる選手ではない木下稜介プロがどんなセッティングでゴルフマネジメントを考えているのか気になりますね。
木下稜介|クラブセッティング
ドライバー
早速チェックいただきたいのがドライバーですが、なんと2022年製品のドライバーです。
モデルはキャロウェイのローグST MAX LS 9.0°
シャフトはスピーダーNXグリーン|60X
もちろんツアー仕様になっているとは思いますが、最新のモデルではない事に驚きますね。
それでも、平均飛距離290yをマークして安定したショットを自信を持って打てると太鼓判を押しています。
フェアウェイウッド
3番ウッド(15°)
続いて、スプーン(3番ウッド)ですが、こちらも2022年製品
モデルはテーラーメイド初代ノーマルステルスです。
シャフトはスピーダーNXグリーン|70TX
5番ウッド(18°)
さらに、クリーク(5番ウッド)は2018年モデルのブリヂストン ツアーB XD-Fです。
シャフトはベンタスブラック|7X
以前より木下稜介プロはクラブを変えないと言われている選手ですが、このウッドのスペックを見ると頷けますね。
ユーティリティ
続いて、ユーティリティですが、こちらは知る人ぞ知る2017年製モデルになります。
ブリヂストン ツアーB XーHI|シャフトはNSプロ モーダス HYBRID(別名ゴースト)です。
飛距離よりコントロールを重視したセッティングになりますね。
このユーティリティを使っているのは恐らく木下プロだけではないでしょうか?
非常にレアなクラブで一般のアマチュアでもご存じの方は相当ブリヂストン好きな方だと思います。
アイアン
続いて、アイアンのセッティングですがブリヂストンのツアーB 221CBを選択しています。
一部報道で発表されていましたが、2024年秋にブリヂストンは新製品のアイアンを発表します。
6月の日本ゴルフツアー選手権以降、ブリヂストンのNEWアイアンをテストしているとの情報があるので、夏から秋にかけてそのモデルにスイッチしている可能性がありますね。
\ ブリヂストン 2024年9月発売新モデルアイアン /
ウェッジ
続いてウェッジですが、ボーケイデザインをチョイスしています。
昔、谷口徹プロから頂いた事をきっかけに使用し続けているとの情報があります。
プロにとってウェッジは「お箸」と同じくらい手に馴染むものを愛用するのでしょう。
ちなみに、2本のウェッジはロフト52°と58°をセットしています。
本当は3本体制で挑みたいようですが、5Wも3Uも抜くことができずに2本のセッティングにしているようです。
パター
最後にパターになりますが、グリップは太径のスーパーストロークです。
このパターは慣性モーメントを求めてオデッセイチームが開発した商品ですので、直進性に優れたパターで非常に人気があります。
全英オープンではしっかりとパッティングの成果を見せて欲しいですね。
木下稜介プロのクラブ番手毎の飛距離は?
クラブ番手 | ロフト(度) | 長さ(インチ) | 飛距離(Y) |
---|---|---|---|
1W | 9.0 | 44.75 | 290 |
3W | 15 | 43 | 260 |
5W | 18 | 38.75 | 240 |
3U | 20 | 225 | |
4I | 22 | 38.25 | 210 |
5I | 25 | 37.75 | 200 |
6I | 28 | 37.25 | 190 |
7I | 32 | 36.75 | 180 |
8I | 36 | 36.25 | 165 |
9I | 41 | 35.75 | 150 |
PW(※) | 46 | 35.5 | 135 |
Wedge | 52 | 35.25 | 115 |
Wedge | 58.5 | 35.0 | 100 |
決して飛距離には恵まれていませんが、ショットの精度はピカイチの木下プロ。
バランスよく距離を出せるようにセッティングしてマネジメントをしているようですね。
同じ飛距離とはいきませんが、アマチュアの方も参考になると思います。
クラブセッティングはコースに対してどのようにアプローチするか?この一言でそれぞれの得意クラブをチョイスするのが一番なのかもしれませんね。