畑岡奈紗が失格処分に対する意見書発信|世界中よりエールが!パリオリンピックはまだ間に合う!!
畑岡奈紗プロが失格処分を受けた「ショップライトLPGAクラシック」の件について、畑岡奈紗本人が14日、自身のSNSで意見書を投稿しました。
この意見書について、世界中の多くの方が投稿されたSNSに続々とコメントを残し、エールを送っています。
畑岡奈紗プロのSNS投稿
この意見書には英文と和文の2通りあり、「ShopRite LPGA Classicで失格となった件について」と題して下記の内容で綴られています。
- ルールの曖昧さについて
- 違反の指摘と処分のタイミングについて
- 映像による検証について
①ルールの曖昧さについて
「規則上、『ボールを探し始めてから3分以内』に見つけることができなければ、紛失したとみなされるとなっていますが」とつづり
「時間計測を開始するタイミング、誰がどのように計測するのか(誰が計測した時間を採用するのか)などは明確ではありません。」
「違反すれば結果的に失格にもなり得る重大なルールですので、可能な限り曖昧さを排除すべきですし、現実的に運用可能な環境を整備することが重要と考えますので、このような観点からルールの明確化が必要であると考えます。」と具体的なルール作成の必要性を述べた。
これは、今回の紛失球とされた当時の背景を物語っており、明確に時間計測のタイミングと審判を下す根拠が不明確である現在のルールについて提訴しています。
②違反の指摘と処分のタイミングについて
畑岡奈紗プロのコメントは、「今回の件では、私がスコアを提出し、同伴競技者も同意してアテストが完了した後に外部からの指摘で映像を使った検証がなされ、違反が確認されました。」
「今回、違反の意図は全くない中で、外部からの指摘により映像での検証がスコア提出後に行われ、既に正しい場所からプレーしなおすことが不可能なタイミングで違反が指摘されたことは極めて残念で、大変悔しい思いでいっぱいです。」とつづり
さらに、「恣意的なルールの適用がなされないようにするためにも、選手や同伴競技者の声が重視されるような仕組みを作って欲しいと考えます。」とコメントを述べた。
当時の状況は茂みに入ってしまったボールが見つかり、アンプレヤブルを宣言して競技委員に確認の上、リプレースしてプレーを続行したことから、畑岡奈紗プロ本人に紛失球違反の意図がないことは明白であり、且つ同伴プレーヤーも競技委員も紛失球については言及・指摘が無く「インプレー」として続行を認めたとあれば、後から覆すことの理不尽さに言及しています。
③映像による検証について
「今回の件では、映像による検証がなされましたが、全選手の全てのプレーを撮影することは現実的ではないため、映像が残っていない場合には、映像による検証ができないことも想定されます。
映像による検証を行うのであれば、あらゆるケースで実施できるよう環境を整えるべきですし、それができないのであれば、基本的には映像による検証は行わず、選手、同伴競技者、ルールズの間で解決していくべきであると考えます。」と考えを表明しました。
全く、その通りの見解で過去のプレーヤーは同伴者と競技または競技委員による裁定で事を明確にしてインプレーを続行することが当たり前でした。
この意見についても、多くのプレーヤーが同意見とコメントを残しています。
コメント
- Couldn’t agree more Nasa!!
- Well said Nasa
- You are absolutely correct Nasa. Even more ridiculous is the fact a rules official was on site when this occurred yet did not indicate any infraction would occur. Shame on rules officials for deciding disqualification was justified.
- 読んでて泣けてきた。悔しかったでしょう。奈紗ちゃんまた頑張ってください。ずっと応援します‼️
世界中の方から多くのコメントが寄せられています。
罰則はスコアカードの提出後に伝えられるべきではなく「競技委員や他の選手・同伴者・キャディーが何も言わなかったのはなぜか?」多くの疑問も寄せられています・
畑岡奈紗プロ|パリオリンピックにまだ間に合う!?
今回の事件により、一番悔しかったのは畑岡奈紗プロ本人でしょう。
なぜなら、パリオリンピックの日本人出場枠に入るか・入らないかの瀬戸際だからです。
6月15日現在の世界ランキング(ロレックスランキング)は以下の通り
- 笹生優花
- 古江彩佳
- 畑岡奈紗
- 山下美夢有
- 竹田麗央
畑岡奈紗は古江彩佳と山下美夢有と僅差で日本人2位以内を競っている状況です。
今回の件で、残念ながら日本人3位になってしまいましたが、まだまだチャンスはあります。
それは、6月20日から始まる「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」での獲得ポイントが最終選考になりそうだからです。
「KPGM全米女子プロゴルフ選手権」には笹生優花・古江彩佳・山下美夢有・竹田麗央・渋野日向子といった日本人女子プロゴルファーが参加を表明しているため、事実上「パリオリンピック日本代表選考会|最終決戦」を呈しているからです。
今回の意見書は、しっかりと自分の中でわだかまりを排除し、納得いく形を作り上げて、KPGM全米女子プロゴルフ選手権に臨む覚悟を感じました。
日本人の女子ゴルフはまだまだ注目を集めて目が離せませんね。
畑岡奈紗選手の今後の活躍を祈念しながら応援したいと思います。