ブリヂストン新商品|241CBと242CB+アイアンの評価を徹底調査!
こんにちはゴルフライターの「たまごる」です。
今回は以前より前評判が高かったブリヂストンから発売された新商品のアイアン「ツアーB_241CB」と「ツアーB_242CB+」について徹底調査します!
2024年9月6日に発売されたこのアイアンですが、実際に試打された方達の評価はどうだったのでしょう。
さらに、実際に使用を決めたプロの方達の声も併せて紹介します。
この記事を読めば、あなたのアイアン選びのお役に立てる情報を網羅していますので、最後までご覧ください。
241CBと242CB+のスペック・テクノロジー紹介
まずは、アイアンスペックをご覧ください。
注目すべき点は、ロフト角が8番アイアン以下で241CBと242CB+では全く同じという点です。
241CBアイアンのスペック
ヘッド素材:軟鉄_S20C
ヘッド製法:鍛造
番手 | ロフト角(度) | ライ角(度) | ※FP(mm) |
---|---|---|---|
4 | 22 | 60.5 | 3.65 |
5 | 25 | 61 | 3.85 |
6 | 28 | 61.5 | 4.15 |
7 | 32 | 62 | 4.35 |
8 | 36 | 62.5 | 4.65 |
9 | 41 | 63 | 4.95 |
PW | 46 | 63.5 | 5.15 |
242CB+アイアンのスペック
ヘッド素材|#4、5:軟鉄_S20C、タングステン #6〜PW:軟鉄_S20C
ヘッド製法|鍛造、CNC加工
番手 | ロフト角(度) | ライ角(度) | ※FP(mm) |
---|---|---|---|
4 | 21 | 60.5 | 3.15 |
5 | 24 | 61 | 3.35 |
6 | 27 | 61.5 | 3.65 |
7 | 31 | 62 | 3.85 |
8 | 36 | 62.5 | 4.25 |
9 | 41 | 63 | 4.55 |
PW | 46 | 63.5 | 5.05 |
241CBと242CB+のアイアン形状比較
続いて、見た目の比較です。
写真を並べて比較すると驚くのが、顔がそっくりな点です。
細かいところまでチェックするとトップブレードの厚みが若干違う点とグースのつき方が違うとお気付きになると思います。
似たような形状をしている事に改めて驚きますが、コンボセットとして組み込む事を前提に考察されたデザインだと言えますね。
241CBと242CB+のコンボセット例
フェース形状、バックデザインの設計によりコンボセットで使用してもアドレスで違和感なくセッティングを組み合わせることができます。
ソール形状「ツアーコンタクトソール」の比較
241CBのソール
ボールへのコンタクトと抜けの良さを追求したソール形状となっており、3面カットソールを採用しています。
今回の241CBの一番のポイントと言えるでしょう。
242CB+のソール
スタンダードなラウンド形状となっており、実芝テストから抜けとアタリのグレートバランスを追求しています。
ソールを滑らせてクリーンに打つゴルファー向けのソールとなっています。
キャビティ構造と形状のテクノロジー
241CB:グラビティコントロールデザイン
ブレード部分を肉厚にした重心設計により柔らかい打感でボールコントロール性が向上しています。
打感の良さを追求した新デザインでプロ・トップアマチュアなど幅広いゴルファーから高い評価を得たデザインとなっています。
242CB+:リブ+インナーポケット構造
242CB+では単純なポケットキャビティ構造ではなく、打点いちにリブを配置したポケット構造となっています。
この構造により軟鉄鍛造の打感を生かしたまま約20gの余剰重量を生み出し、ミスショットをカバーできる機能を追加することに成功。
さらに、バックフェースを241CBと遜色ないデザインにすることで、コンボアイアンとしてのセッティング幅を拡げても違和感がなりました。
試打レビュー評価
しだるTV
石井亮介プロによる幅広い知見を生かした試打チャンネルの評価はいかがでしょうか?
どちらも、一枚の軟鉄を削り出しして形状を作り上げたところに高い評価をしています。
241CB
打った打感の高評価とは別に、操作性についてトップアマの方との対談をピックアップしていました。
昨今のキャビティアイアンは捕まるものが多い中、フェードを打つ事もできて使いやすいところが良さのポイントのようです。
242CB+
リブ+インナーポケット構造により軟鉄鍛造の打感の良さを残しながらやさしく打てて球が上がるクラブ。
打感については、24年打ったクラブの中でもトップクラス。
デザインもストリートな顔になっているので不満なところは見つからない。
距離も出ていて、構えやすい顔の作りはアスリートゴルファーにも推奨できるアイアン。
総評
2機種は見た目が似ているが、性格が明らかに違うところがポイント。
芝生の上で打つことを意識したところが愚直にクラブ作りに向き合っていると好印象を受ける。
実際に試打していると芝生の上で打ちたいと・もっと打ちたいと思えるクラブ。
ゴルフTV山本道場
ゴルフTV山本道場からはアマチュア「ママン」がアイアン2機種を試打。
女性アマチュアが試打をしたらどんなレビューなのでしょうか?
241CB
構えた顔がスッキリしていて打ちやすそうは雰囲気といった感想から試打スタート。
振り抜きの良さと振りやすさが好評で自分のクラブより打ちやすいとのこと。
師範が打っても241CBの方が明らかに抜けが良く、コントロールもし易いようです。
242CB+
女性は242CB+の方が打ちやすいのは間違えないようです。
実際のパー3:156yと134yのティーショットを5番アイアン、8番アイアンでナイスオン!
飛距離も出ていて女性なら間違えなく242CB+の方が打ちやすい印象を受けました。
師範が打つとミスに強く安定して飛距離を出せるところが良いと高評価。
実際に最後は購入してしまうというオチがあり見応えのある試打動画となっています。
シャフトがスチールのフレックスSにも関わらず、アマチュア女性が打てている事実がこのクラブの打ち易さを証明してくれていますね。
ゴルフダイジェスト・オンライン
続いては、ゴルフダイジェスト・オンラインより、元大リーグ選手の松坂大輔さんと女子ぷろの川﨑志穂さんによる試打ラウンドによるレビューです。
241CB
松坂大輔さんは元々ブリヂストンのクラブを使用しているとのことですが、まず易しくなっていると好印象を受けているようです。
構えた時の顔から受ける印象というのは打つ際のプレッシャーに影響するのでとても大事にしているところだが、全くプレッシャーを受けなくて出玉をイメージし易い。
川崎志穂プロは自分のクラブセッティングに241CBを選択しているそうです。
プロは試合でドローボールだけではなくフェードボールも打たなくてはならないため操作性の良い241CBの方が良いそうです。
242CB+
松坂大輔さんの印象と打った感想は、まず飛んでボールが上がるのでグリーンを攻めていくことができる。
川崎志穂プロは242CB+はテストしていないが、実際にクラブを手に取ると構え易さとボールの上げやすさが良いとの事。
ロングアイアンは242CB+でセッティングする事でゴルフが簡単になる。
アマチュアはダフったり、芯で毎回打てない傾向にありますから、今回のアイアンは両方とも易しくミスを打ち消してくれるような仕上がりとのレビュー評価でした。
堀川未来夢チャンネル
最後はブリヂストンと言えばこの人、堀川未来夢チャンネルの堀川未来夢プロによるクラブレビューです。
現在、堀川プロはクラブ契約がフリーにも関わらずアイアンを241CBを選択しています。
動画の初めには「究極のアイアン」と謳って動画がスタートします。
カットサンプルを使った紹介
堀川プロによるアイアン構造の説明が動画内で紹介されています。
設計についてブリヂストンから提供されたカットサンプルを使って241CBと242CB+を詳しく説明してくれています。
また、ソールの削りについては自身のテストアドバイザーとしての経緯を語っているので、開発から完成までのストーリーを垣間見ることが出来ます。
まさに、現場を優先したアイアン作りに感服するような解説でした。
堀川未来夢プロのファンなら絶対に欲しくなるアイアンですね。
ショットレビュー
堀川未来夢プロのアイアン構造の解説が終わるとショットとレビューを説明しています。
実際に自分が設計に関わったアイアンということもありベタ褒めです。
しかし、実際に打ったボールは2球ともピン方向へまっすぐ飛んでベタピン!
堀川プロが上手なのはもちろんですが、2球連続でピンに絡むショットを打たれると正確に扱い易さに現実味が増しますね。
新商品のレビューまとめ
今回ブリヂストンから発売された新商品アイアンの試打レビュー動画をまとめてみましたが、様々なゴルフYouTuberが試打レビュー動画をアップされていました。
241CBは総じてアスリート向けの設計になっているのに対して、242CB+はアベレージゴルファーへ向けて設計されているようです。
また、デザイン性から241CBをベースにロングアイアンを242CB+をコンボに組んでセッティングする事もやり易いです。
今回の調査で分かった241CBと242CB+のクラブをオススメできるゴルファー像を下記にまとめました。
ご自身で購入する際の参考にしてみてください。
おすすめ/スペック | 241CB | 242CB+ |
---|---|---|
スコアレベル | 70台〜90台 | 80台〜100台 |
ヘッドスピード※1 | 40m/s以上 | 40m/s未満 |
コンボセッティング※2 | PW〜7番アイアン | 6番〜4番アイアン |
スコアが100前後の方から80台を切るレベルまでは242CB+で十分な設計で80台からシングルゴルファーまで241CBが安定を求めるには良いでしょう。
あくまで、試打レビューをまとめた結果になりますので、ご自身で試打が出来れば試打をしていただき、お好みのセッティングを試してみる方が良いでしょう。
この記事を読んでくださった方のクラブ選定の参考にしていただければ幸いです。
今回はこれまで、また次の記事でお会いしましょう。