【4機種一気見!】スリクソン「ZXiシリーズ」ドライバー評価を徹底解説!
こんにちはゴルフライターの「たまごる」です。
松山英樹プロが使用されていることで有名なスリクソン「ZXシリーズ」ドライバーが「ZXiシリーズ」として2024年11月に新発売されました。
新しく生まれ変わった「ZXiシリーズ」のドライバーですが、その性能や振り感・自身のスイングにマッチングしているのか?
気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事は実際に試打された方達の評価をまとめて、ZXiシリーズのドライバー4機種がどのような方に合うのか?
さらに、実際に使用を決めたプロの方達の声も併せて紹介します。
この記事を読めば、あなたのドライバー選びのお役に立てる情報を網羅していますので、最後までご覧ください。
「ZXiシリーズ」の開発担当者のインタビュー動画がありましたのでご紹介します。
ZXiシリーズドライバーのスペック紹介
今回のスリクソン「ZXiドライバー」は合計4機種登場しています。
前作は「ZX7」、「ZX5」、「ZX4」といったスペックで用意されていたのですが、今作ではアベレージゴルファーにもスリクソンを使用してもらいたいという思いから「ZXi MAX」も用意し合計4機種となっています。
「ZXi MAX」はまだまだ上達段階のアベレージゴルファーも「ぶん回して、ぶっ叩いて」でも真っ直ぐ飛んで欲しいという優しさを目指した設計となっているようです。
ZXi ドライバーのスペック
SPECIFICATION | ZXi | ZXi TR | ZXi LS | ZXi MAX | |
---|---|---|---|---|---|
ヘッド素材 | フェース | チタン(Ti72S) | チタン(Super–TIX®51AF) | ||
ボディ | Ti-811Plus | ||||
チューニングウェイト | ステンレス(10g) アルミニウム(10g) | ステンレス(10g) アルミニウム(4g) | タングステンニッケル(14g) | ||
ヘッド製法 | フェース | 鍛造 | |||
ボディ | 真空精密鋳造 | ||||
仕上げ | IP+ミラー+サテン+レーザー |
機種名 | ZXi | ZXi TR | ZXi LS | ZXi MAX |
---|---|---|---|---|
番手 | #1 | |||
ロフト角(°) | 9.0/10.5 | 9.0/10.5 | 9.0/10.5 | 9.0/10.5 |
ライ角(°) | 59 | 59 | 59 | 59 |
ヘッド重さ(g) | 200 | 200 | 200 | 200 |
ヘッド体積(㎤) | 460 | 450 | 460 | 460 |
その他 | ||||
レフトハンドあり MADE IN JAPAN オリジナルヘッドカバーあり(MADE IN CHINA) トルクレンチ別売り(1,980円税込) |
ヘッドの素材はフェースとウェイトの配分がモデルによって違いがありますが、ボディ素材に違いはありません。
また、ヘッド体積は「ZXi TR」だけ450㎤ですが他3モデルは460㎤となっていますが、ヘッドの重さは4機種とも同じ200gに仕上がっています。
ロフト角・ライ角はスタンダードで4機種とも同じ設定となっており、「クイックチューンシステム(以下:QTS)」スリーブで調整して自分好みの弾道に調整することができるようになっています。
ZXiシリーズのQTSスリーブの互換性
ZXiシリーズのQTSスリーブは「Z785/Z585」を含む2018年モデル以前のSRIXONクラブに搭載されているQTSシステムと仕様が異なります。
2018年より後のモデルであればQTSスリーブの互換性は取れていますので、現在お使いのシャフトを差し替えることも可能です。
ZXiシリーズドライバーのテクノロジー
今作のドライバー最大の特徴は「センター部分がSRIXON史上最薄となったフェース構造」によるボールスピードの効率化が実現した事にあります。
フェース面のたわみを最大効率化し、逃げたたわみがヘッドボディ後方部で逃げない設計となっています。
こうした設計によってボール初速が速くなるテクノロジーが使用されています。
ボール初速が速くなるとその分、遠くへ飛ばすことができるようになります。
ZXiシリーズではカーボンを使用していない
クラブメーカーでは各社同じように飛距離性能アップを謳ったテクノロジーを発表しますが、最近多く見受けられる「カーボン」素材を使用するような設計になていません。
ZXiは異なる素材の組合せによる継ぎ目のエネルギーロスを避けるためにヘッド設計に拘って製品設計を施しています。
それにより、実際に打った打感では「弾き感」を非常に感じやすくなっています。
それでは、早速試打レビュー評価を確認してみましょう。
試打レビュー評価
DUNLOP GOLF CHANNEL
「DUNLOP GOLF CHANNEL」ではZXiドライバーを松山英樹プロがシリーズ全機種を試打レビューされた動画をUPされています。
松山プロのレビューまとめはこちら
- すごい弾く感じがあって振り抜きやすい
- 前作よりストレートになっていて目標に真っ直ぐ構えやすい印象
- ハードヒッター向けみたいな雰囲気が出ている
- スピンが本当に少なくて、ヘッドスピードのある人にはメチャクチャ良い
- 「ずしっ」と重たい感じの打感
- 小ぶりなぶんシャープさが出る感じがする
- 自分は小さいヘッドに慣れているので、他モデルより構えやすい
- 構えてみてヘッドが大きくて「ラク」そう
- 試合で曲がり出したらこのドライバーを使いたいw
- やさしいからといって飛ばない雰囲気はない
- 弾く感じがすごくある
松山プロの試打レビューの通り、4機種それぞれに特徴があってアマチュアゴルファーにも選び甲斐のあるシリーズとなっていそうですね。
しだるTV
令和の試打職人「石井良介プロ」による試打動画を確認してまとめました。
ZXi ドライバーまとめ
- 球が上がりやすい
- 打感は好き好きだけど違和感なく、弾く感と高い音を感じる
- 構えた見た目は少し右に向いているが打つと捕まるので、右に打ち出すイメージがしやすく好印象
- ちょっと大きい「M2ドライバー」
最近は低スピン系のクラブとボールが増えて来たことにより、ボールが上がりづらいという現象も起こりやすくなっているので、そういった方に向けてとても良いドライバーだと思います。
ZXi TR ドライバーまとめ
- 構えた見た目は「洋なし型」でまさに「ZX7」
- 見た目が良くなったので所有感を満たしてくれる
- 松山英樹プロを筆頭に国内外で活躍するプロが認めた性能
- 打感や操作感は駆け抜ける喜び(自分でボールコントロールする楽しさ)を感じれる
自分でボールコントロールできる方や構えた状態を見て扱いやすく見える方には非常に振りやすい仕様になっているようです。
ZXi LS ドライバーまとめ
- 上から見た感じはZXiより小ぶりになっていて盛り上がっている感がある
- なんとなく「COBRA」のドライバーに見える
- ZXiシリーズの中でも振りやすいクラブ
- 慣性モーメントの重さをフェース側で感じたい方にはオススメ
コメントとしては控えめな評価でしたが、雰囲気から飛びそうで実際に280y越えのショットを出せているデータから「悔しいけど良いクラブ」とコメントして締めくくりました。
ZXi MAX ドライバーまとめ
- 見た目はZXiより小ぶりに見えるし見た目は良い
- やさしさが売りなら「ゼクシオXでは?」と思うが見た目が締まっている感じや打感でアスリートっぽさを求めるなら「ZXi MAX」が良い
- ヘッドスピードが37〜40くらいの方にはベストマッチなイメージ
- 叩いてもボールが左に行きにくい今までのスリクソンにはなかったタイプ
総評
4機種を一度に出してこれほど明確にターゲットを分けられるドライバーは久しぶり。
ウェイトの位置が違うだけで見た目はほぼ一緒になっているところも良い。
ちょっと捕まる「ZXi」、左に行かない「ZXi MAX」、振りやすい優等生な「ZXi LS」、操作性の「ZXi TR」とゴルファーの棲み分けをしっかり出しているシリーズとなっているようです。
特に石井プロが好みで選びそうなのは「ZXi LS」でもしかしたら今後ゴルフバックの中に入っているかもしれませんね。
大古場 諒のギアらぼ
続いてプロゴルファー大古場プロによる試打動画を見つけましたので紹介します。
大古場プロの評価はどうだったのでしょう?
ZXi MAX
- 見た目の顔は良い
- スピン量が多い
- 癖はないし好まれる方は多いはず
- ベンタスレッドを入れて振りたい
- ヘッドスピードが速い人は選ばない方が良い
ZXi
- めっちゃ開いているように見える
- 打音からフェース面が薄く作られている感じがする
- 玉離れが早くて初速が出ている
- こちらもヘッドスピードが速い人には向かない
ZXi LS
- カラーリングがカッコイイし見た目も良い
- 打感が重くてこれは好き
- 先に打った2機種と比較して高さも抑えられて初速も出せるし全く別物
- 他の機種も一緒だけどフェースに乗ったボールが滑らなくなった分前に行く感じ
ZXi TR
- 上級者には堪らないヘッド形状
- 打音も良い
- 最近国産メーカーで出していないディープフェースで昔からゴルフやっている人は好きそう
- ヘッドスピードがそこまでなくても扱いやすいしシャフト選びが楽しくなりそう
- これに慣れたら他のクラブに変えれなくなりそう
総評
最近出ていなかったタイプのドライバーでスピン量を減らして飛ばすことが正義ではないと大古場プロは感じているようです。
なぜなら、スピン量が減りすぎるとボールが上がらなくなり飛距離が落ちるきっかけになるからです。
今回のZXiシリーズはどれもスピン量が3000を超えていて他のメーカーと比較するとスピン量が多いドライバーになっている。
それが、逆に飛距離を伸ばせるゴルファーもいるのではないかと考えているとのこと。
ZXiシリーズはゴルファーの棲み分けもしっかりされているドライバーなので楽しみながら試打して選んで欲しいとのコメントでした。
クラブを変えて自分の欲しい性能を求められるスポーツはゴルフだけですから、是非皆さんもドライバー選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
スポナビゴルフ
最後に紹介する動画は、スポナビゴルフより、クラブフィッターの小倉さんの商品紹介動画です。
プロのクラブフィッターは「ZXiシリーズ」をどのように性能評価するのでしょうか?
ZXi
- 打点がズレてもボールがばらつきにくい性能
- つかまりを少し抑えて直進性が少しあるモデル
ZXi TR
- 操作性を重視したモデル
- 少し小ぶりなヘッドがとても振りやすい
- ミスに強く操作性があるチョイ逃げクラブ
ZXi LS
- クラブを早く振れる方が飛距離を求められるクラブ
- ボールを自分のクラブ操作で捕まえることができないと苦しいモデル
- 直進性が高く強い球が打てる程スピンモデル
ZXi MAX
- より重心を深くして寛容性を高めて直進性を高めて球を上げやすくする狙いが分かるクラブ
- ミスに強く直進性が高いだけではなく捕まりすぎも抑えられている
- スピン量も一定数出ることでやさしさを出している
- 直進性が高くミスに強い安定して飛ばせるクラブ
総評
- 今回のZXiシリーズはやさしさを一番感じたシリーズ
- 試打をするならスタンダードな「ZXi」からがオススメ(ZXiを中間に選択することで間違えを無くしたい)
- 前作より捕まりが抑えられていて操作しやすい傾向にある
- 直進性も前作より勝っているためちゃんと進化を感じとれたモデル
ZXiシリーズドライバーレビューのまとめ
スリクソンから発売された「ZXiシリーズドライバー」の試打レビュー動画をまとめてみましたが、様々なゴルフYouTuberが試打レビュー動画をアップされていました。
4モデルも一度に出ていますが、「スリクソン」というアスリートゴルファーが好んで使用するブランドの名に恥じないデザインはしっかり踏襲しています。
開発者の方の『アベレージゴルファーでも「スリクソンブランド」を使ってもらいたい』という意図がはっきり見て取れます。
最後に試打レビューからわかった機種ごとにゴルファーレベル層を一覧にしました。
ご自身で購入する際の参考にしてみてください。
ZXiドライバー4モデルはゴルファーのレベルに応じて棲み分けがはっきりしているところがポイントです。
ボールを安定してインパクトしたいのか?飛ばしたいのか?弾道を操りたいのか?
中には目指すゴルファー像があってそれに向かっていくためにドライバーヘッドを探している方もいらっしゃるでしょう。
今回のスリクソンの「ZXiシリーズ」であれば所有欲を満たしながら、目指す方向へ導いてくれることでしょう。
スコアが100前後の方から90台を切るレベルまでは「ZXiドMAXライバー」を選んでおけば良いかもしれませんが、その先まで見据えて「ZXiドライバー」を選ぶ事もできます。
あくまで、試打レビューをまとめた結果になりますので、ご自身で試打が出来れば試打をしていただき、お好みのセッティングを試してみる方が良いでしょう。
最後に4モデルの価格を調べやすいようにそれぞれのECサイトリンクを用意していますので、ドライバー選びの参考にしてください。
今回はこれまで、また次の記事でお会いしましょう。